みんなのフッ素講座

車や電化製品、みんなが持っているスマートフォン。これらは高性能な半導体に支えられていますよね。

そう、半導体の安定生産に欠かせないのがアモルファスフッ素樹脂「サイトップ®」です。深紫外線という強い光を通すのが最大のポイントになります。

登山の子供たちが休憩中ですね。おいしそうにランチを食べていますよ。

フライドポテトなど、油を含む食べ物の包み紙にはフッ素系撥水撥油剤「AsahiGuard E-SERIES™（アサヒガードEシリーズ）」が処理されています。

それで紙が油まみれにならないのか！

彼らが着ているアウトドアウェアも「AsahiGuard E-SERIES™（アサヒガードEシリーズ）」で処理されたものです。水や汚れを弾き、強い雨にも強いんですよ。

フッ素コートされたフライパンでお料理ですね。

フライパンのコーティングはフッ素プラスチックの得意分野です。

彼女の腕時計…僕は料理中に腕時計をしない派ですが…

腕時計する派の彼女が付けているのはバンドがフッ素ゴムでできた最先端ウォッチのようですよ。

これは自動車工場ですね。

生産ラインで使用されるロボットアームの電線には耐久性の高いフッ素樹脂「Fluon® ETFE」が使用されています。

何度も曲げ伸ばしするから、相当強い素材が必要になりますね。

この真ん中にある機械は何ですか？

これは電解槽という、塩水を電気分解して苛性ソーダなどを生産する機械です。苛性ソーダは煙突のある工場には必ず利用されている、と言われるほど重要な基礎原料です。

酸を中和するアルカリとして使われると聞いたことがあります。

フッ素系イオン交換膜「フレミオン®」は環境に対する負荷が小さく高効率な電気分解を実現する素材として、広く使用されていますよ。

まさか東京スカイツリー®*に何か使われているなんてことが…

あるんです。塗料用フッ素樹脂「ルミフロン®」を使用した塗料が塗られていますよ。だからこの美しい姿が長持ち！

もしかしてこの絵の横にある橋も…

はい、この橋も「ルミフロン®」を使用した塗料が使用されています。それだけでなく、ここにあるたくさんの家もそうですよ！

*「東京スカイツリー®」は東武鉄道・東武タワースカイツリーの登録商標です。

このスタジアムは白と透明のフィルムでできているようですね。

はい、サッカースタジアムなどの大型の建築物にフッ素フィルム「アフレックス®」が使用されています。様々な色やデザインを実現することができる未来の素材ですね。