用途

フレキシブルディスプレイ向け有機半導体用ゲート絶縁膜

フレキシブルディスプレイ向け有機半導体用ゲート絶縁膜

サイトップ®は「有機半導体との相性」が良く「フレキシブル性」に耐えうる「絶縁材料」であるため、薄くて、軽くて、曲げることが可能なフレキシブルディスプレイの「ゲート絶縁膜」として多くの研究機関で使用されています。

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深紫外LED用封止材

深紫外LED用封止材

エポキシ樹脂やシリコン樹脂では耐久性不足となる「深紫外LED用封止材」としてサイトップ®の「透明性」と「耐久性」が注目されています。サイトップ®の用途の1つとしてフォトマスク用防塵フィルム「ペリクル」があります。この「ペリクル」は半導体製造における露光プロセスで必須の部材であり、露光波長ArF(193nm)、KrF(248nm)が照射される環境下で使用されるため、UV-C(200-280nm)LED用封止材としてサイトップ®が検討されています。

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振動発電器向けエレクトレット材料

振動発電器向けエレクトレット材料

利用することが考えられてこなかった微小なエネルギーを電力として取り出す技術が環境発電(エナジー・ハーベスティング)です。環境発電のエネルギー源としては、振動・光・熱などありますが、サイトップ®は電荷を半永久的に保持する性能(=エレクトレット性能)を有するため、「振動発電器向け材料」として使用されています。振動さえあれば電池交換・充電が不要となるメンテナンスフリーの超小型振動発電器は、IoT向けセンサ用電源として期待されています。

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フォトマスク用防塵フィルム「ペリクル」

フォトマスク用防塵フィルム「ペリクル」

半導体製造プロセスにおける露光工程で生じる歩留り低下を防止する部材が「ペリクル」です。「ペリクル」は半導体製造における露光プロセスで必須の部材であり、露光波長ArF(193nm)、KrF(248nm)が照射される環境下で使用されます。サイトップ®は深紫外領域の光も透過する稀有な特性を有するため、「ペリクル」の材料として使用されています。

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超高速プラスチック光ファイバー「FONTEX」

超高速プラスチック光ファイバー「FONTEX」

「FONTEX」はサイトップ®を適用することで石英と比べて曲げに強く、超高速な信号伝送を可能とします。アクリル樹脂を使用した光ファイバーは、アクリル樹脂に含まれるC-H結合により、光通信で使用する波長650nm~1300nmの領域で伝送損失が発生致しますが、サイトップ®を使用した「FONTEX」は、サイトップ®がC-H結合を持たないため、650nm~1300nmの領域でも透明であり、伝送損失が殆ど発生致しません。銅線と比べても低消費電力で軽量、ノイズに強いなどの特長があります。

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細胞・DNA・タンパク質検出用の「バイオチップ」

細胞・DNA・タンパク質検出用の「バイオチップ」

サイトップ®は「バイオチップ」で必要とされる「耐薬品性」、「撥液性」、「生体物質低付着性」と言う特長以外に、「低い自家蛍光性」や「水とほぼ同じ屈折率(1.34)」と言う特長も有するため顕微鏡による観察が容易です。また電圧のON・OFFによりエレクトロウエッティング現象を用いた「濡れ性制御」の特性を活かし、微小な液滴の移動・分離・混合も可能となります。

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