アフレックス®の概要・特長

優れた耐候性、光透過性

アフレックス®は優れた光線透過特性を持ち、紫外線を含む太陽光を殆どそのまま通します。紫外から赤外領域まで優れた耐候性を備え、長期間の屋外曝露でも高い光線透過性や機械特性を保ちます。
サンシャインウエザオメーターによる16,000時間の耐候性促進試験(実曝30年以上相当)でも、ほとんど劣化が見られず、1985年に初めてグリーンハウスに展張されたフィルムが未だ劣化せず使用されていることからもこのことが証明されています。また50μm厚のフィルムでは全光線透過率が95%と高く、太陽電池の保護フィルムや膜構造物の屋根、農業用被覆資材としてその性能を発揮します。

優れた耐熱性、耐薬品性

アフレックス®はUL規格 94VTM-0の難燃性材料で、-200℃から200℃の幅広い温度領域でお使い頂けますので、カーボンコンポジット成型やプリント配線板のラミネーション時の離型フィルムやクッションフィルムに好適です。またほとんどの薬品に対して不活性であり、強酸性や強アルカリ性の化学物質にもほとんど侵されない、高い耐薬品性を持ちます。化学薬品に曝露される装置のカバー材や薬栓用ゴムの被覆材などに好適です。
* 連続使用温度
原料であるETFEは結晶性の熱可塑性樹脂であり、その結晶融点は265~270℃ですが、実用上の温度は高分子自身の熱劣化を確実に反映する引張伸度の長期的な変化をもって連続使用温度とするの考え方が一般的です。

優れた非粘着性、高い機械特性(柔軟性)

アフレックス®はフッ素の特長である優れた非粘着性、離型性、防汚性を持ちます。非粘着性/撥水性の指標である水の接触角は106°です。また高い柔軟性を持ち、室温条件でも一軸引張伸度で400%以上を、100℃以上の条件では600%以上の伸びを示します。このように高い非粘着性と柔軟性により電子部材用離型フィルムや壁紙・看板用防汚フィルムとして幅広く活用が可能です。

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