- AFLAS®とFKMの違い
- AFLAS®は耐薬品性、特に耐塩基性(アミン、アンモニア、NaOH等)においてFKMよりも優れています。
- アウトガス発生量はどのくらいですか?
- 低アウトガス対策FKM品と同等レベルです
- 耐プラズマ性はどうですか?
- 用途、使用条件にもよりますが、パーフロロゴムと同様に使用することもできます。
- 食品用途に使用できますか?
- 各グレードの標準配合品は旧厚生省告示85号に合格しています。
- どのような用途に使用できますか?
- 耐塩基性がよいことで自動車のオイルシールに使用されています。また、耐塩基性、耐酸性に優れているためにメカニカルシールなどのO-リングやガスケットにも使用されています。AFLAS®150は体積固有抵抗が10~15Ω・cm以上あることで耐熱電線の絶縁被覆に使用されています。
- 異種ゴムと接着することは出来ますか?
- シリコーンゴムやアクリルゴムとの接着について実績があります。
- AFLAS®と金属の加硫接着用のプライマーはありますか?
- グレード別にプライマーを選択して下さい。 推奨プライマーの一例です。
■AFLAS® 100・150 シリーズ
(1) メタロック S-10A ( 東洋化学研究所社製 )
(2) モニカス MP-204 ( 横浜高分子研究所社製 )
(3) モニカス MP-205 ( 横浜高分子研究所社製 )
■AFLAS® 200 シリーズ
(1) ケムロック Y-4310 ( ロードファーイースト社製 )
(2) ケムロック 607 ( ロードファーイースト社製 )
(3) モニカス VT-200 ( 横浜高分子研究所社製 )
- AFLAS®に使用できない配合剤はありますか?
- AFLAS® の特性を最も引き出すために、適したパーオキサイドを使用する必要があります。1,3ビス ( t-ブチルパーオキシ ) -ジイソプロピルベンゼンを推奨します
- AFLAS®で色物配合を作ることはできますか?
- 一般のゴムと同様に色物配合は可能ですが、一部の明色配合はベースポリマーの色に影響をうけることがあります。AFLAS®は200℃以上の高温で二次加硫するため、耐熱性の無機顔料をご使用ください。
- どのような加工助剤がいいでしょうか?
- ステアリン酸ナトリウムを推奨します。 1~2部を目安にご使用下さい。また、AC ポリエチは押出加工性の改善に効果がありますので、こちらも 1~2 部を目安にご使用下さい。
- AFLAS®の成形方法は?
- 一般のゴムと同様にニーダーや2-ロールなどで配合剤を混練して、プレス成形や押出し成形など、通常の成形方法を行うことができます。
- 混練するときの注意点はありますか?
- ステアリン酸ナトリウムの分散不良にご注意下さい。 発泡の原因となることがあります。
- 金型で成形するときの収縮率はどのくらいですか?
- 配合にもよりますが、一般のFKMと同程度で、25~30/1000を目安にしてください。
- 金型離型の改善方法はありますか?
- AFLAS® の成形には金型離型対策が必要です。 金型にクロムメッキをする、または外部離型剤を塗布するなどが効果的です。 外部離型剤としては、トレイシス 818 ( DuPont 社製 )やJIP-121 ( 株式会社タイホーコーザイ製 ) などを推奨します。
- コンパウンドで購入できますか?
- ポリマーまたはコンパウンドのどちらでも購入できます。 詳細はお問合せください。