課題解決事例
公共施設の設計において高いパフォーマンスを発揮!
耐久性・美観・施工性を兼ね備えた「ボンフロンマット」の実力とは
Z設計事務所
設計部

背景
公共施設を中心に新築から改修まで手掛けるZ社。公的機関の地域事務所の外装計画にあたり、課題を解決できる仕上材の検討をしていた。
課題
公共施設の外装計画で浮上する課題・・・コストと美観、どちらも諦めない選択をしたい
設計部のN氏は、地域住民が利用する公的機関の地域事務所外装計画を担当することになりました。プロジェクトの焦点は、施設の外壁に使用する仕上材の選定ですが、N氏が重視した2つの課題がありました。
まず、公共施設では予算が限られているため、初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストを配慮する必要がありました。しかし、外壁塗装は紫外線や雨風、大気汚染の影響を受けやすいため定期的なメンテナンスが不可欠だったのです。
そして、地域住民が日常的に利用する施設であるため、外観は派手すぎず、シンプルで落ち着いた雰囲気が求められました。特に、建物のルーバー部分を引き立たせるため、背景となる外壁はマットで主張しすぎない仕上げが必要でした。
耐久性・耐候性と美観を両立するには、長期間にわたり、汚れがつきにくく、美観を保てる仕上材を探す必要がありました。そこで、N氏は市場に出回っているさまざまな外壁仕上材をリストアップして、適切な材料を選定するための検討を進めました。
「さまざまなサンプルを取り寄せて、実際に試し塗りを行って色味や質感を確認したり、紫外線照射や塩水噴霧試験などを行って耐候性や防汚性を確認したりしました。候補の中では、ライフサイクルコストの良いフッ素樹脂系塗料が適していると考えましたが、艶消しに対応したものは少なく、選定に苦戦していました」(N氏)
課題のポイント
公共施設の予算は限られるため、メンテナンスコストまで配慮しなければならなかった
シンプルで落ち着いた雰囲気が求められ、外壁はマット仕上げが必要だった
フッ素樹脂系塗料は、艶消しに対応したものが少なかった

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