課題解決事例

増える廃棄物、かさむコスト、ダスト中含有物の低減要望・・・
あらゆる難題をクリアした、AGCの乾式除害用排ガス中和剤とは?

産業廃棄物処理業L社
技術部

解決

解決のポイント

  • 「アクレシア®」を使用すると、排ガス処理工程からのダスト発生量が減少した

  • ダスト中のカルシウム化合物を大幅に低減することができた

  • すでに多くの自治体の施設や民間の処理事業者で導入された実績があった

ダスト発生量だけではなく、ダスト中のカルシウム化合物も大幅に低減

引き続きWebで情報収集を行ったところ、技術部のメンバーの一人が、「重曹を使用した排ガス中和剤でダスト処理のコストを削減」という事例記事を見つけます。それはAGC化学品カンパニーが開発・製造・販売している「アクレシア®」という製品についての情報でした。

その記事によると、「アクレシア®」は純国産の重曹を使用した微粉砕品であり、そのハンドリング調整をAGC独自の処方で行っているとのことでした。この製品に興味を持った技術部のメンバーは、早速AGCの担当者に問い合わせ、現状の課題を相談してみることにします。

「どんな事例があるのか詳しく話を聞いていくと、アクレシア®はすでに多くの自治体の施設や民間の処理事業者で導入されていることがわかりました。先進的な民間の処理事業者などが、廃棄物量やコストの削減の方策をAGCに相談し、上手く活用しているようでした」(M氏)

L社はAGCに依頼してアクレシア®を導入した場合の試算をしてもらったところメリットの可能性が示されたので、テスト購入をしてトライアルを実施してみることにしました。その結果、排ガス処理工程からのダスト発生量が減少することを確認することができました。

また、アクレシア®自体がカルシウムを含まない製品であるため、最終処理処分を委託している業者からの要望通り、ダスト中のカルシウム含有量を大幅に低減できることも判明します。そのため最終処理委託先からも感謝され、結果的に委託単価を下げることができ、コスト削減につながりました。

これらの結果を踏まえ、L社ではアクレシア®の採用を決定しました。現在L社では、関連する領域での粉体取扱い技術や飛灰処理方法などについてもAGCに相談して検討を進めているところです。

この課題を解決したソリューション

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