課題解決事例
部品の乾燥に時間がかかる上に、冷めるまで検査ができない。さらに不良品まで発生して・・・
多品種小ロット生産にも柔軟に対応できた!洗浄工程の強い味方とは?
金属部品メーカーS社
製造技術部

解決
解決のポイント
展示会でAGCの「AE-3100E」を紹介してもらう
速乾性、高浸透性に優れ、不燃性、低毒性のため、安心して使用することができる
乾燥工程時間も1/25と大幅に短縮し、「溜まり」がゼロに
さらに乾燥シミや不良品も激減した

乾燥時間が1/25?展示会で出会った溶剤で、すべての問題が一気に解決!
困り果てたK氏は、ちょうど開催されていた洗浄に関する展示会で情報を集めた。その中で、AGCが豊富な溶剤ラインアップと幅広い解決策を持っていることを知り、AGCの担当者に現状の課題を相談してみた。するとこの担当者から、アサヒクリン「AE-3100E」を提案された。このAE-3100Eはすすぎ、乾燥工程をワンストップで対応可能な優れた溶剤で、速乾性、高浸透性が他の洗浄剤に比べとても優れている点が特長であった。また、洗浄工程でありがちな安全面の問題についても、不燃性、低毒性などに優れ、安心して使用できるということであった。
「今の問題が一気に解決できるのではないかと、ピンときました。早速サンプルを送ってもらい、何種類かの部品ですすぎと乾燥の評価を行ったのですが、どの部品も教えてもらった通りの仕上がりで、上司や他のメンバーも驚いていました」(K氏)
サンプル評価が上々だったこともあり、あとは実際の工程で試してみる必要があるため、1ラインで試験的に導入することになった。結果は、サンプル評価同様、すすぎ〜乾燥工程で大幅な時間短縮が見られた。具体的には、今まで100℃で約1時間の熱風乾燥をしていたが、AE-3100Eを使った蒸気乾燥では2〜3分で十分であった。乾燥時間が約1/25にも短縮されたことで、検査工程への流れもスムーズとなり、問題であった「溜まり」はまったく発生しなかった。また時間だけではなく、AE-3100Eを使用したことで乾燥シミの拭き取り作業や不良品発生も激減できたことは、採用に拍車をかけた。
検討の結果、S社の全ラインでAE-3100Eの採用、切り替えが決定。多品種少ロット生産に柔軟に対応できたこともあり、オーダーも順調に増えている。
この課題を解決したソリューション
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