課題解決事例
市営公共施設の新規プロジェクト進行に難題が・・・
デザイン性と実用性を両立する優れた新素材とは
自治体建築部門
施設課

解決
解決のポイント
この植物園に採用されていたのは、AGC製の高機能フッ素樹脂ETFEフィルム「アフレックス®」であることを知る
他にない意匠性を実現できるだけではなく、耐候性、透明性に優れ、紫外線を通すので植物の育成に必要な日光を有効活用できた
AGCの製品についてのデータ提供により、プロジェクトに必要な情報を得ることができた

探し求めていた素材の詳細が分かった!他にはない意匠性を実現できるその素材とは?
困り果てたK氏は、動画で紹介されていた植物園の屋根材に目が留まった。屋根に使われているフィルム材が、まさに今回着目しているプロジェクトと同様であったからだ。K氏は早速このフィルム材のメーカーである、AGCに問い合わせてみた。
説明に訪れたAGCの担当者によると、K氏が動画で見た素材は高機能フッ素樹脂ETFEフィルムの「アフレックス®」であることがわかった。
「アフレックス®」を屋根材として採用することで、大空間を軽量な構造で構成できるため他にはない意匠性を実現できるだけではなく、耐候性に優れ、初期の透明性、強度を長期間維持でき、紫外線を通すので植物の育成にも悪い影響が少ないこともわかった。
「『住民が集う憩いの場』、『大都市の中のオアシス』を実現する上で、今回の施設に自然、特に植物の存在は欠かせませんでした。また屋根や壁には少し丸みをつけて、やさしさや暖かさを表現したかったので、『アフレックス®』の存在を知り、その可能性に期待しています」(K氏)
担当者の話から、韓国の植物園は屋根がお椀型(凹型)になっていて、雨水を集めて再利用することを考慮した、とても珍しいデザインとなっていることを知り、K氏の構想はますます膨らんでいった。
K氏は、引き続きAGCから施設の設計に必要な製品の技術情報提供の協力をお願いし、プロジェクト実現に向けて取り組んでいる。
この課題を解決したソリューション
- 1
2