課題解決事例

市営公共施設の新規プロジェクト進行に難題が・・・
デザイン性と実用性を両立する優れた新素材とは

自治体建築部門
施設課

背景

大都市圏に隣接しているS市では、同市が推進する大規模都市計画の一環として、シンボリックでありながら、住民が集い憩いの場となる市営公共施設の検討を進めていた。

課題

情報収集を進めるも、コンセプトと目的に合った事例はなかなか見つからず・・・

検討にあたり、施設課のメンバーは国内外の公共施設の情報を集めることにした。特にデザインや建物の構造、空間の配置などは最新のものを中心に調べた。当初のコンセプトにある住民が集う憩いの場でありながら、シンボリックでもあり、末永く親しんでもらえるものにしたいと考えていたからだ。

このプロジェクトのリーダであるK氏は当時の状況を次のように語った。
「情報は集まりましたが、我々のコンセプトに合う事例を見つけるのは容易ではありませんでした。大都市の中のオアシス、市街近郊の新興開発の目玉にしたいという目的もあったため、周囲の近代的ビル群とも調和のとれる景観に仕上げたいと考えていました」

目標となる建造物が見つかった!しかし、情報が少なくて詳細がつかめない・・・

プロジェクトのための情報収集を行い、やっと見本となりそうな建築物を見つけることができた。それは開園したばかりの韓国最大級の植物園で、屋根の形状が花びらを模しておりとてもユニークで、かつ透明な屋根材をふんだんに使用していた。室内まで太陽光が降り注ぐ、明るく、開放感のあるデザインであった。

早速、詳細な情報を手に入れようと関係各署に問い合わせてみたが、あいにく開園して間もないこともあり、その構造や屋根に使われている素材などの情報はなかなか手に入らなかった。
検討期間にも限りがあるため、この状況下にK氏たちはただ焦るばかりであった。

課題のポイント

  • シンボリックで末永く親しんでもらえるような公共施設の情報収集を試みたが、なかなか手に入れることができなかった

  • 屋根の形状が花びらを模したユニークな形状の建築物を見つけたが、海外で、開園したばかりの施設ということもあり情報入手が困難であった

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